8月11日、日本空手道会館2階道場において「第1回メディア交流会」を実施しました。
2020東京オリンピックの空手競技の成功に向け、メディアを中心とした関係者の方々を対象に、空手の実際の体験を通じてより一層理解を深めてもらうべく企画したこの交流会。初の試みとなる今回は、約30名近い方々がご参加くださいました。
第1部では、8月25日から行われるアジア競技大会空手競技の組手種目出場選手の記者会見を実施。6選手がそれぞれ大会への抱負を述べました。
第2部では、体験会を実施。日下修次・全空連事務局長の解説のもとで、参加したメディア関係者らが実際に体を動かして空手道を体験しました。
始めに、ナショナルチームの石橋咲織選手がモデルになり、空手道の基本である立ち方と、突きや受けの正しいかたちの講習と実践を行いました。腕の返し方や脚の伸ばし方などに細かい注意点があることを知り、参加者からは感嘆の声が上がりました。続けて、突きと受け、立ち方を組み合わせて基本的な形を全員で演武。途中、手足の動きを組み合わせる難しさに戸惑う参加者がいましたが、講師のアドバイスで上手く動けるようになり、最後は全員で形演武をやりきると、全員が大きな拍手でお互いの頑張りを讃え会いました。
その後、組手の体験会を実施。ナショナルチーム女子主将の染谷香予選手、林風花選手が講師を務め、組手のフットワークや、中段突きのフォームなどを全員で実践しました。参加者は、中段突きで腰を落とす動作や、高く蹴る動作に苦戦していましたが、染谷選手のアドバイスで、わずかな時間にもかかわらず見違えるように上達しました。体験会の最後には、突きと蹴りのミット打ちを体験。ここでは、練習を終えたナショナルチームコーチが飛び入りで参加し、参加者に特別指導をするサプライズが起こりました。
終始、フレンドリーで和やかな雰囲気に包まれた今回の体験会。参加者から次回開催への期待の声をいただくなど、盛況のイベントとなりました。