1月8日(土曜日)~9日(日曜日)、東京都江東区の「日本空手道会館」において「令和3年度スポーツ庁委託 武道等指導充実・資質向上支援事業 学校空手道実技指導者講習会」(主催:公益財団法人全日本空手道連盟)が開催されました。
この講習会は、平成24年度から導入された「中学校武道必修化」に合わせて、保健体育科の先生方、または部活動指導者(外部指導者を含む)に対し、学校における武道指導の充実を目的として実施されています。
今回の講習会には授業として空手道を「すでに導入をしている」あるいは「今後導入の考えがある」などという保健体育科教員を含め、全国各地から43名の方々が参加し、講義と実技において空手道の学習を行いました。
現在空手道を実施している中学校は全国で約440余校(令和3年12月現在)。授業種目としての空手道には、「男女共修、一般体育授業の服装でよい(特別な用具がなくてもできる・低予算)、安全性が高い」、また生徒同士が直接に接触する機会が少ないなど、現下のコロナ禍においても多数利点があり、実施校は着実に増加しております。
全日本空手道連盟では、近年中には中学校授業での空手道採用校の500校達成を目指しています。
《講習内容》
【1日目】1月8日(土曜日)
■解説
- 「学校体育における武道指導の在り方について」スポーツ庁 政策課 教科調査官 関伸夫氏
■単元計画に基づいた空手道授業の指導実践
- 「武道の特性・成り立ち・伝統的な考え方、礼法、立ち方」森ノ宮医療学園ウェルランゲージスクール校長 小山正辰講師
- 「突き・受け、前屈立ちでの移動」(独)国立青少年教育振興機構 国立立山青少年自然の家次長 岩城公二講師
【2日目】1月9日(日曜日)
■単元計画に基づいた空手道授業の指導実践
- 「簡易な約束組手(受け・突き)」高知市立三里中学校教諭 野中史子講師
- 「基本形一のグループ発表会と評価について」麗澤大学教授 豊嶋建広講師、麗澤大学准教授 井下佳織講師
- 「創作組手のグループ発表と評価について」森ノ宮医療学園ウェルランゲージスクール校長 小山正辰講師
開講式で挨拶する日下修次・全空連顧問(学校武道推進担当)
関 伸夫・スポーツ庁政策課教科調査官
指導実践の講師・小山正辰講師
指導実践の講師・岩城公二氏
指導実践の講師・野中史子氏
指導実践の講師・豊嶋建広氏
指導実践の講師・井下佳織氏
創作組手のグループ発表の様子