You are currently viewing 染谷真有美の現役引退について
  • 投稿公開日:2023年3月30日
  • 投稿カテゴリー:ニュース

全日本強化選手として長年活躍し、東京2020オリンピックでは女子組手-61kg級に出場した染谷真有美が現役を引退しました。たくさんのご声援、ありがとうございました。

本人コメント

昨年12月に競技生活を引退することを決めました。東京オリンピック後、2022年は『やりたいことを全てやり切ってから引退を考えよう』という思いと共に、国際トレーニングキャンプに参加したり、姉の香予とお互いにコーチをしながら世界を転戦してきました。全てを終えたとき心が満たされ、もう戦いを望んでいなかったことから引退を決意しました。

幼い頃から、兄妹の絆が原動力でした。兄、姉に続いての学連優勝、地元茨城国体での兄妹優勝、姉と世界大会のメダリストになれたこと、オリンピックへの道のり、私の戦績といえばほとんどが兄姉への想いから達成できたことだったなと幸せに感じています。

オリンピックへの道は、厳しい予選レース、コロナ禍による大会延期と再選考など怒涛の5年間でした。この期間で得たものは多く、空手家として、人として成長することができました。
結果を残せず、試合後は自己嫌悪に陥る日もありましたが、大会前後にかけてもらった言葉や、これまで支えてくれた人たちの顔を思い出すと心が温かくなり、結果も、内容も、道のりも、全て受け入れて進むことができました。沢山の人達に助けてもらいながら、夢の舞台で戦えたことを誇りに思います。

心から空手を続けてきて良かったと思います。空手を始めるきっかけをくれた家族、恩師の先生方、先輩方、沢山の仲間、サポートしてくれた企業様、私を支えてくれた全ての方々に感謝しています。これからもご縁を大切に、少しずつ恩返しをしていきたいです。

今後は当面、現役を続けている姉の練習パートナーをメインに、空手指導や普及活動と両立しながら、サポート企業であるファイテン株式会社でお仕事をさせていただきます。

長い間応援していただき、本当にありがとうございました。

染谷 真有美

■プロフィール
そめや・まゆみ 1993年5月30日生まれ、茨城県古河市出身。花咲徳栄高校、帝京大学卒業。
5歳から空手を始め、兄の隆嘉(たかよし)、姉の香予(かよ)と競技生活を続けてきた。