2月24日(土)、「第2回全日本空手道団体形選手権大会」の決勝を、東京都港区の東京アメリカンクラブにおいて開催いたしました。
団体形が持つ特徴である、3選手の一致から醸し出される凛とした美しさ、また分解の臨場感や迫力は、空手競技を初めて観る人にも確実に伝わります。
そこで、団体形を通じ空手を広く世の中に発信し、空手に馴染みがない人にも親しんでいただく機会とすべく、会員制国際社交クラブ「東京アメリカンクラブ」での決勝を企画しました。観客の皆様にはディナーのコース料理を提供。179席のチケットは完売し、海外から観戦に訪れた方もいました。
1月に開かれた予選を勝ち抜いた男女4チームが決勝演武と分解を行い、日本一が決定。男子形は群馬県(関東地区・前年度優勝)が2連覇、駒澤大学(学連)が準優勝。女子形は駒澤大学(学連)が初優勝、国士舘大学(学連)が準優勝という結果になりました。
会場設営においては、会場中央にステージを設けてタタミを敷き、観客が選手の演武をより近くで観戦できるレイアウト、またライトアップによる華やかな演出を施しました。さらに、試合前には演武の見方の説明や「極め(きめ)」の体験、試合後には審判員による解説など、分かりやすい運営に挑戦しました。
※この大会は公益財団法人G-7奨学財団「スポーツ活動助成」を受けて開催しました。
■決勝の模様
■大会結果
3選手で動きを合わせて行う団体形。3選手の一致による力強さや凛とした美しさが魅力。
形の動作が持つ攻防の意味を表現した「分解」。迫力ある動きが見どころ。
冒頭、観客に向けて形演武の見方の説明や空手の技の体験を行なった。
会場中央にステージを設置。観客により演武の臨場感を味わってもらうためのレイアウトを工夫。
試合後、審判員が判定について解説。初めて空手を見る観客によりわかりやすいような工夫を取り入れた。
東京2020オリンピック空手男子形金メダリストの喜友名諒氏による特別演武。