You are currently viewing 【ご取材案内】能登の小学生16名が全国へ! 第24回全日本少年少女空手道選手権大会
向氏が指導する、内灘町空手道協会の生徒たち。8名が「能登地域枠」で全少へ。大会本番に向けて、練習に打ち込んでいます!

公益財団法人全日本空手道連盟では、8月8日(木)~10日(土)まで東京武道館(東京都足立区)で開催する、空手WEEK 第24回全日本少年少女空手道選手権大会(全少)にて「能登地域枠」を設けました。能登の小学生16名が全国大会にチャレンジします。

「全少」とは、各都道府県から2名ずつ選抜された小学生の全日本選手権です。2001年から開催され、本年で24回目を迎えます。学年別・男女別に形(かた)と組手(くみて)の2種目、計24カテゴリーに2,256名が出場し、日本一を競います。

このたび、令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けた能登地域より「全少」への出場選手を選出する特別枠を設けることにより、復旧・復興に向けた取り組みを応援いたします。

対象は能登地域在住の小学生で、各種目1枠。震災の影響を受けながらも、熱心に空手に取り組んできた小学生の活躍をご取材いただきたく、ご案内申し上げます。

〈大会情報〉
・日時
 2024年8月8日(木)  1、2年生 男女 形・組手
 2024年8月9日(金)  3、4年生 男女 形・組手
 2024年8月10日(土)  5、6年生 男女 形・組手
 ※各日10:00 競技開始
・場所:東京武道館(東京都足立区綾瀬3-20-1)
・主催:公益財団法人全日本空手道連盟

・ご取材申請は、こちらのフォームから

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〈能登地域枠 出場選手〉

・小1男子 岡崎 櫂(オカザキ カイ、津幡町)
・小2男子 潟渕 叶和(カタブチ トワ、内灘町)
・小3女子 古谷 穂香(フルタニ ホノカ、津幡町)
・小3男子 寺岡 真旺(テラオカ マオ、内灘町)
・小4女子 干場 玲依(ホシバ レイ、内灘町)
・小4男子 安達 睦桜(アダチ チカラ、内灘町)
・小5女子 吉野 真緒(ヨシノ マオ、津幡町)
・小6男子 中川 凱瑛(ナカガワ カイエ、津幡町)
・小6女子 古谷 彩花(フルタニ アヤカ、津幡町)

組手
・小2男子 東井 陽(トウイ ハル、内灘町)
・小3男子 干場 琥生(ホシバ コウ、内灘町)
・小4男子 大橋 翼(オオハシ ツバサ、七尾市)
・小5男子 長田 悠生(ナガタ ユウセイ、 津幡町)
・小5女子 村井 莉子(ムライ リコ、七尾市)
・小6男子 中居 伊織(ナカイ イオリ、内灘町)
・小6女子 鶴来 優音(ツルキ ユノン、内灘町)
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「能登地域枠」で生徒8名(※)が出場する、石川県内灘町の空手指導者・向 建吉氏のコメントをご紹介します。内灘町は震度5弱の揺れを観測し、空手にも少なからず影響がありました。
※上記の選手のうち内灘町在住の8名

「震災後、練習場所の町立武道館は屋根がずれ、数週間ほど利用停止になりました。当道場は幸い人的被害がありませんでしたが、珠洲市や輪島市の祖父母宅で被災し、なかなか内灘町に戻れないなど、しばらく練習に参加できない家庭もありました。
生徒全員が揃ったのは2月ですね。

ある生徒は、祖父が自宅に避難していました。祖父宅の周辺は倒壊被害こそ少なかったものの、深刻な液状化で長期間の断水を強いられたのです。
私自身は自宅の物が倒れたり、近所で水道管が破裂して3日間ほど断水。珠洲市に住む義母が被災し、2か月ほど自宅で一緒に生活しました。2月には当道場設立者でもある実父が病気で他界するなど、精神的に大変な時期ではありました。

生徒たちは空手の練習がしたかったようで、道場再開時、嬉しかったのではないかと思います。私自身も生徒のやる気を見てモチベーションが上がりましたし、練習を再開したら『平常心』で、日々頑張ってきました。
このたび『能登地域枠』で全少に出場できることになり、全国からの応援を受けて、生徒たちにはチャンスを活かしてほしいと思います。私は監督として参加します」


向 建吉(むかい けんきち)
石川県河北郡内灘町出身、55歳。父親が設立した道場で空手を始める。阪南大学卒業後、地元企業に就職。30歳まで石川県代表選手として活躍し、現役引退後は指導の道へ。2023年まで20年ほど県内の小中学生の強化育成に携わった。
内灘町空手道協会 理事長
北國空手道松涛館 副理事長
石川県空手道連盟 副理事長

<本件に関するお問い合わせ>
公益財団法人全日本空手道連盟
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