この度、空手道大会で起きた事案がインターネット上で拡散しており、その件で全日本空手道連盟にも複数件のお問い合わせをいただいているところです。
今回の事案で負傷された選手に対し、お見舞い申し上げると共に、一日も早いご回復をご祈念申し上げます。
インターネット上の情報を確認したところ、全日本空手道連盟の加盟団体で開催された大会ではないことが確認されました。本連盟の競技規定は、安全を最優先したノンコンタクトルールであり、安全具についても、頭部と顔面を守るメンホー、腹部を守るボディープロテクターをはじめ、拳には衝撃を吸収する拳サポーター、足の脛と甲にもサポーターを装着して行われます。
しかしながら、他団体が異なるルールで実施した大会ではありますが、空手を名乗る大会でこのような事案が発生したことは誠に残念であり、何よりも選手の負傷には心を痛めております。
JOC並びに日本スポーツ協会の正式加盟団体である本連盟といたしましては、さらなる安全対策を心がけることとし、関連団体に注意喚起の文書を発信することといたしますとともに、恒常的に開催している審判講習会やコーチ研修会において、安全に対する教育を一層推進してまいります。
全日本空手道連盟では空手の価値を、 ●礼節 ●人格形成 ●伝統 ●健康 ●フェアプレー ●感動 と定義しております。 これらの理念に基づいて空手道に関わる全ての人が安全に楽しく活動出来るようこれからも努めてまいります。