5月22日(金)~24日(日)、第1回選手強化合宿(シニア)が日本空手道会館において実施された。本年度より就任した林晃(こう)新監督のもと行なわれる初めての合宿とあり、新鮮な緊張感のもとスタートを切った。
初日は目標共有化のためミーティングに時間を割き、全選手が個別に出した意見を集約してナショナルチームとしての「行動規範」を作った。WKF新ルールの解説(高橋和夫・WKF審判委員会委員)、JADAによるアンチ・ドーピング講習会も実施。
2日目は技術練習およびトレーニング、3日目には試合形式で各階級のランク付けが行なわれた。
新たな取り組みも始まっている。3名のトレーナーにより全選手のメディカルチェックを行ない、ケガの予防や早期回復に役立てる試みや、情報戦略として強化選手が国際大会の映像データーベースにアクセスできるシステムを作った。6月の第2回合宿では栄養指導のレクチャーも行なわれる。
6月の東アジア大会、9月のアジアシニア大会、11月の世界ジュニア&カデット大会およびプレミアリーグ沖縄大会に向け、選手・指導者・スタッフ一丸となって進んでいく。
気持ちも新たに第1回強化合宿が始まった
今年度の方針を綿密に説明する林新監督
2日目、「間」をテーマに打ち込みをする組手選手たち