1月22日(水曜日)、本連盟による「学校訪問プロジェクト KarateDo!」(スポーツ庁委託 武道等指導充実・資質向上支援事業)が、福島県須賀川市の福島県立須賀川支援学校において行われました。
2012年度に中学校武道必修化がスタートし、空手道の授業は傷害の発生がないことや男女共習でできることから、現在全国の300余校の中学校で空手道を授業として採用しています。
本連盟は2018年度から「学校訪問プロジェクト KarateDo!」を本格的に事業開始し、空手道授業への導入の機会として、また学校関係者に体験していただける、さらにナショナルチーム所属選手などトップレベル選手の演武が間近に見られる機会があるなど、大変好評を得ております。
今回の体験授業は、須賀川支援学校が病弱支援学校という環境から、「精神的に弱い部分がある生徒が少しでも鍛えられること、身体接触があまりないこと、礼儀を重んじる姿勢を学ぶことができる、体幹を鍛えられる他、空手道は一斉指導が可能ということで空手道に興味を持ちました」(村上普子先生)との目的・理由で須賀川支援学校が企画し、本連盟が中学校での空手道授業普及推進の一環として協力しました。
体験授業では、地元福島県・学法福島高校の松原光校長(福島県空手道連盟)が講師となり、空手道の歴史や魅力、オリンピック種目となった空手道の競技としての見方などをわかりやすく説明した後、同校空手道部員が協力し、菊田祐大選手(2年)・吉田渉選手(2年)・五百川藍希選手(1年)が団体形でエンピを演武しました。
そして、出席した生徒と教員約40名が松原先生の指導のもと、礼法と立ち方、基本の突き・受け、新聞紙割りゲームを体験しました。
生徒の一人は、「短い時間でも空手道を楽しくできました。突く時の気合いも大きな声を出せたので良かったです」と感想を述べました。
日下修次・全日本空手道連盟理事 事務局長の挨拶
団体形を演武した学法福島高校空手道部部員
新聞割りでの相手役になった学法福島高校空手道部部員