You are currently viewing 「第13回全国空手道指導者研修会」開催

8月16日(火曜日)~8月18日(木曜日)の3日間、日本空手道会館において、「第13回全国空手道指導者研修会」(主催:(公財)日本武道館、(公財)全日本空手道連盟、(公財)全国高等学校体育連盟空手道専門部、全国中学校空手道連盟)が開催されました。

この研修会は中学校武道必修化の充実のため、空手道指導者の資質向上を目的としたものです。コロナ禍のために一昨年は中止、昨年はオンラインでの開催と3年振りに対面での開催となった今回は、全国各地から60名を超える先生方が参加しました。

初日は開講式ののち、栗原茂夫講師(本連盟副会長)が「2020年東京五輪の成果と課題」と題して講義を行い、続いて、日下修次講師(本連盟顧問・学校武道推進委員会委員長)が「学校武道推進事業の取組」として本連盟の学校武道推進事業についての説明を行いました。
座学講義終了後、参加者は3つのグループに分かれ、基本技術(石川周亨助講師)、指導法(井下佳織講師)、教材理解と開発(小山正辰講師)のテーマ別実習を行いました。

2日目は、岩城公二講師が「空手道授業の現状」の講義と実技指導を行い、始まりと終わりの礼を習慣づけることで、礼儀は自然と身につくことを紹介しました。日野一男講師による「空手道における安全配慮と憲章の求める指導者像」の講義では、武道の中でも空手は事故が起こりにくいと解説。「特別支援学校における空手道授業」で佐藤賢一講師は、楽しく空手を体験させる工夫を紹介しました。「団体形演武」の野中史子講師の研修では、主に「基本形1」の挙動を確認しながら練習しました。参加者は、5名から6名のグループになって団体形を演武、審判も参加者が務め、試合形式でトーナメント戦を行いました。

2日目の研修終了後、石川周亨助講師は参加者から「自分の覚え方と、生徒の覚え方が違うので、そこが難しい」と相談を受けていました。また、太田熊野助講師は「参加された先生方は、休み時間も惜しんで練習されていますので、空手に対する関心の高さに驚きました」と話していました。

最終日は、小山正辰講師による「創作組手」の実技指導が行われました。

写真
栗原茂夫講師

写真
日下修次講師

写真
「教材理解と開発」・「創作組手」を担当した小山正辰講師

写真
基本技術を担当した石川周亨助講師

写真
指導法を担当した井下佳織講師

写真
岩城公二講師の「空手道授業の現状」の講義

写真
日野一男講師

写真
佐藤賢一講師(右手左手の代わりに「赤」「青」と色で動かす手を指示する)

写真
「団体形演武」を担当した野中史子講師

写真
補習時間に指導を続ける太田熊野助講師(右)

写真
基本形1の団体形