2024年1月6日(土曜日)・7日(日曜日)の2日間にわたり、日本空手道会館において18歳以上の女性会員を対象にした「令和5年度女性会員対象技術講習会・審判講習会」が開催されました。
講習会の冒頭、挨拶に立った笹川堯会長の呼びかけで、能登半島地震で被災された方々に一刻も早く平穏が訪れるよう、黙祷が捧げられました。
講習会の1日目「審判講習会」は、会場(対面)とオンラインで同時に行われ、荒賀正孝講師が形と組手の新競技規定を中心に解説しました。質疑応答の時間も設けられ、審判技術を向上させるためにはどうすればよいかとの質問に「経験の積み重ねが大事です。間違えたと思ったら反省して訂正する、それを繰り返します。私もビデオで自分のジャッジを確認しました。たくさんの状況を経験することです」と答えていました。
2日目の「技術講習会」で講師を務めたのは、(公財)全日本空手道連盟女性委員会メンバーと、今回から加わった糸東流の宇佐美里香さんと和道流の山本史子さん。オンラインと会場(対面)で、講習の時間をずらして別々に行われました。
オンラインでは四大流派(糸東、剛柔、和道、松濤館)の指定形一つの講習、会場(対面)では四大流派の指定形二つと組手の講習が行われました。
閉講式では、高橋昇事務局長が、この講習会のために用意した託児サービスに2名の利用があったことを報告、「みなさんの学びたいという意欲と熱意が伝わってくる2日間でした。これからもみなさんが参加しやすい女性会員対象の講習会にしていきたいと考えておりますので、ご意見やご要望をお寄せください」と挨拶しました。
喜島智香子女性委員会委員長は「各都道府県連の女性委員会で活躍されている先生方も多いと思いますが、女性委員会がまだない地域もあります。それぞれの活動をつなげるためネットワークの構築を進めていきますので、メールアドレスの登録をお願いします」と呼びかけ、「コミュニケーションをとりながら活動していきましょう」と述べました。
審判講習会の荒賀正孝講師
糸東流 ニーパイポの解説(宇佐美里香講師、右)
剛柔流 クルルンファの解説(島田博江講師、右)
和道流 クーシャンクーの解説(山本史子講師、左)
松濤館流 エンピの解説(喜島智香子講師、右)
組手講習(迫祐子講師、右)
女性委員会メンバーと演武者のみなさん
技術講習会に参加されたみなさん