You are currently viewing 「令和7年鏡開き式・武道始め」武道功労者は有竹隆佐氏、武道優良団体は東北地区協議会

1月13日(月・祝)、(公財)日本武道館主催による「鏡開き式・武道始め」が日本武道館において開催されました。

武道功労表彰式では、空手道からは武道功労者として有竹隆佐氏(公益財団法人全日本空手道連盟監事・74歳)が表彰されました。
東京都出身の有竹氏は、1978(昭和53)年に東京都日野市にて修空館空手道場を設立し、地域の青少年・一般の部を対象に空手道を指導してきました。2011(平成23)年6月から2021(令和3)年8月まで公益財団法人全日本空手道連盟専務理事として、さらに2021(令和3)年8月から現在に至るまで同連盟監事として連盟の組織運営に多大なる功績を残し、現在は(一社)東京都空手道連盟副会長としても空手道界の発展・地位向上に努めてきました。1999(平成11)年4月から2010(平成22)年3月まで公益財団法人日本武道館武道学圏空手道講師。

また、全日本空手道連盟東北地区協議会が武道優良団体として表彰されました。東北地区協議会は1971年に設立。東北地区6県(青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島)を統括し、地区の選手権大会や少年大会開催などを通じて、競技力の発展に貢献。また、組織体制による機動力があり、地区協議会内はもとより、全国的な行事に積極的に取り組み、結果空手道の普及発展に大きく貢献しています。全日本空手道連盟が主催する全国規模の大会を招致し、主管団体として大会運営に取り組み、各大会を成功裡に収めました。

その後の鏡開き式では、鎌倉時代軍装による着初式を披露。大将軍には日本武道館理事の玉沢徳一郎氏、また副将軍には(公財)全日本空手道連盟の栗原茂夫副会長が扮し、鎧着初め・三献の儀・出陣を演武しました。空手道からの副将軍は、2014(平成26)年の中村勇作氏以来11年振りとなります。

各団体の模範演武では、空手道からは、昨年の第1回ワールドカップ女子団体形金メダルを獲得した帝京大学OG・現役女子チーム(平紗枝・石橋咲織・水上千穂)による迫力ある松濤館流のウンスーが演武され、特に分解でのその迫力に会場から大きな拍手が贈られました。

最後に各武道が一斉に行う武道始め(稽古会)では、日本空手道拳志会、白水修養会、教空会空手道場、偶成会、偶成会高木道場蒼鷹会支部、日本武道館武道学園から合わせて約100名の参加があり、参加者は稽古に汗を流しました。

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開会式

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有竹隆佐氏

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東北地区協議会を代表して武道功労表彰式に出席した浅井尚弘書記長

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有竹隆佐氏、日本武道館1階北口ホールにて記念撮影

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副将軍を務めた(公財)全日本空手道連盟の栗原茂夫副会長

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副将軍(栗原茂夫氏・右)の鏡開き(樽割り)

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空手道模範演武「ウンスー」。左から水上千穂・平紗枝・石橋咲織

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武道道始め(稽古会)の様子

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武道道始め(稽古会)に参加した皆さん