5月29日(金曜日)~31日(日曜日)、日本空手道会館にて第1回ジュニアナショナルチーム強化合宿が行なわれた。4月の選考会で選抜された中学・高校生の全日本強化選手が対象で、第4回東アジアジュニア&カデット空手道選手権大会出場者にとっては大会直前の合宿となった。
東アジア大会の他、今年は11月に世界ジュニア&カデットという大きな目標があるジュニアナショナルチーム。松元和昭コーチより行動目標が発表され、技術力の向上はもちろん、身だしなみや時間厳守、「報告・連絡・相談」の徹底などスポーツマンとしての自覚を促す指導がなされた。
技術練習では、組手選手は国際大会で確実にポイントを取るために技のフォームやタイミングを確認。形選手は基本的な身体の使い方に始まり、指定形から得意形までまんべんなく稽古した。
合宿中にはアンチ・ドーピング講習会や、国際審判員によるWKF新ルールの解説も行なわれた。また、男子主将を中野壮一朗(浪速高校3年)、副主将を渡辺湧(花咲徳栄高校3年)、女子主将を佐尾瑠衣花(華頂女子高校3年)、副主将を竹田由彩奈(城南学園高校3年)が務めることが決まった。
ジュニアからシニアまで一環した育成を目指す選手強化事業は、年を追うごとに充実を見せており、新メンバーを含めたジュニア選手たちが大きく飛躍していく可能性に期待したい。
初日、笹川堯会長が激励に訪れた
基本稽古のようす
国際大会を目指すアスリートとしてアンチ・ドーピングを学ぶ