10月5日(金曜日)午後、明日から開催される第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体2018」空手道競技会を前に、同国体会場の福井県敦賀市の敦賀市総合運動公園体育館にて「国民体育大会における形審判員対象研修会」が開催されました。
この研修会は、国内トップレベルの競技大会にての形審判員を対象に、形審判実施上の諸問題等について研究し、我が国のトップレベルの選手の競技を審判する専門的・技術的力量の向上を図ることを目的としたもの。
研修会の冒頭、栗原茂夫・全空連副会長は、「オリンピックにおいては、今後形の採点方法には大きな変更があると思いますが、審判員の高いレベルで流派の異なる形を正しく理解・評価し、見解が一致することがこの研修会の狙いです。公明、公正な判定をお願いしたい」として、参加した審判員を激励しました。
実技講師として、剛柔流:村松真孝氏、松濤館流:阪梨學氏、糸東流:原口髙司氏、和道流:前田利明の各氏が務めました。研修会では、剛柔流のシソーチン・スーパーリンペイ、松濤館流の五十四歩小・ウンスー、糸東流のスーパーリンペイ・五十四歩、和道流のバッサイ、ワンシューなどについて、講師が演武者の動きに合わせて流派による動きの特徴を説明し、加点、減点のポイントの統一を図りました。