10月16日から3日間、日本空手道会館において「令和2年度(公財)日本スポーツ協会公認コーチ3専門科目講習会(空手道競技)前期」が開催されました。
コーチ3は、全日本や国体で監督席につくために必要な資格で、今回の前期と今後行われる後期を受講、併せて日本スポーツ協会が実施する共通科目を受講することで資格を取得できます。
1日目の栗原茂夫副会長による基礎理論「競技者の発掘と育成強化」は会議室で行われました。
栗原副会長は冒頭、「ようやく空手の大会が開催されるようになってきました。全空連のガイドラインに沿って細心の注意を払い、手間とコストをかけて開催してくださっている主催者、指導者の決断によって実現しています」と感謝を述べました。また、2019年10月現在で、日本スポーツ協会公認スポーツ指導者5035名のうち、コーチ3は679名、コーチ4は440名で、もっと上を目指してほしいと、参加者を激励しました。
大道場では、実技と指導実習が行われました。
1日目の午後は、実技「空手道の基本と応用技術及び形の指導法」(阪梨學講師)、指導実習「個人の指導法(中級・上級者)」(竹川達男講師)。2日目は、実技「空手道における戦術・戦法論」(林晃講師)、実技「空手道組手の基本“さばきと反撃”の指導法」(原口髙司講師)。3日目は、指導実習「空手道技術の内容と技術水準・年齢別指導法」(前田利明講師)、指導実習「集団の指導法(中級・上級者)」(有竹隆佐講師)が行われました。
講習会の形の指導では、流派の違いを再確認し参加者それぞれ気づきがあったようでした。
挨拶する笹川堯・全空連会長
栗原茂夫副会長
阪梨學講師
竹川達男講師